自分も間違っていた。
この仕事をしていると、いろんな方の「願い」に触れる機会がよくあります。
その中でも、
利己的でなく、たいへん謙虚で優しい人の
とても間違った祈りに触れることが多いのです。
その間違いは、私自身も犯していたもので、
天からの啓示により、自分が大きく間違っていたことに気付いたので、
そのことについて書いてみたいと思います。

やりがちな間違った祈りとは…。
「自分の病気のことはもういい、私はこの病気のままで構いませんので、どうかあの人の病気を治してあげてください!」
「私の足をこの子にあげてもいいです。どうかこの子の足を治してあげてください!」
「私の寿命を10年削ってください、その分この子が元気になりますように!」
・・・これらの祈りの共通点にお気づきですか?
愛する者のために自分を犠牲にしてでも、愛する者の幸せを願う、たいへん優しい人の祈り。
どこが間違っていると思われますか?
なぜ、間違っていると思われますか?
間違いの理由は、2つあります。
次をお読みになる前に、よ~く考えてみてください。
お時間のある方は、このままこのページを閉じて、
しばらくご自分でお考えになってください。
わからないと思ったら、天に、「答えを教えてください。」と、祈るのが良いでしょう。
例え数日かかったとしても、ご自分と天との間で結論を出す方が優れています。
私などは、ここに至るまで、20年はかかったと思います。
天は、間違っている私が気付くまで、ずっと導き続けてくださいました。
この祈りが間違っている理由 ①
根源者は全能、宇宙を運営する全てのエネルギーの源であられる。
片方しか助ける時間とエネルギーしかない、 のではなく、
誰かの足を取って、それで誰かの足を治す、 のでもなく、
誰かの命(エネルギー)を削らないと、誰かにエネルギーを与えられない、のではない。
その祈りは、宇宙全体にエネルギーを与えている(泉のようにエネルギーを湧き起こしている方)
の力をみくびっている祈りなのです。
この祈りが間違っている理由 ②
宇宙の根源者は、絶対的な善。
断じて、鬼でも悪魔でもない。
片方をダメにして、片方を救う、などということは、断じて無いのです。
人魚姫の人間になりたい、という必死の願いを叶える引き換えに、彼女の美しい声を取り上げた、
魔女のような者ではないのです。
もしあなただったら、ひたすらな願いを言う人に害を加えてその代わりに願いを叶えるようなことをしますか?
このような願いは、「宇宙の法を創られた方」 「宇宙に満ちる 善の源」であられる方を、
正しく認識していない、
もっと言うと、みくびっている、祈りと言えます。
間違った祈りをしてしまう理由
私たちはこの物質界で生きているので
物理的な思考に慣れてしまっているように思います。
そこにコートが一着しかなければ
自分が脱いで 自分が寒い思いをしてでも 誰かに渡す。
(そのような人を私は 心から尊敬します。)
そのようなこの世の中の物理的な思考に慣れているのだと思います。
どんな祈りをするべきか。
「この人の病気をどうか治してください。そして、私の病気も直してください。
あなたにはその力があります。
治るために、何をしたらいいのか教えてください。
私が元気になって、あの人が治るためのことをいくらでもやってあげられるようにしてください。」
「どうか、この子の足を治してください。
そのためにどんな治療が必要なのか、私が何をしてあげたらいいのか、
教えてください。
一生懸命やりますから。
それができるように、私の健康、体力と熱意を、どうかお与えください。」
「どうか、この子が元気になりますように。
そして、この子が助けを必要とするときにふさわしい助けができるように、
私も元気で長生きして、この子を見守っていくことができますように。
この子が自立したときに、この子が安心して自分の人生を生きられるように、私のことを心配したりしなくていいように、私が十分に健康で元気でいられますように。」
様々な祈りがあると思いますが、
例えばこれらのような祈りが、天の力をみくびっていない、全能の力に信頼を表す、
積極的な祈りなのだと思います。
良いことを願わなければ、良いことは来ない、
それなのになぜ、良いことと悪いことを抱き合わせで祈るのですか?
宇宙の愛と力を信じ、良いことのみを祈り、
生きていて良かった!と思えることを経験し、
人生を切り開いていっていただきたいです。
祈りはほんとうに聞き届けられるのです!
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